ワールド・フォーラム7月例会では、国際エコノミスト・富士常葉大学学長・水野塾塾長 水野 隆徳 氏をお招きして、「 世界経済の劇変 & わが国はいかに対応すべきか? -イラン核危機 と 世界経済の動向- 」 というテーマでお話戴きました。
米国では、今年1月末に19年間、世界経済の舵取りを行なってきた、米国連邦制度理事会(FRB)議長のグリーンスパンが退任して、ベン・バナーキという新議長にとってかわられたましたが、この人と政策の変化が世界経済に及ぼす影響が如何なるものになるか、また、イランの核危機がもたらす世界経済に与える巨大な影響が如何なるもので、その変化が日本に及ぼす変化と影響が如何なるものとなるのか、大変なものと危惧されます。具体的には、石油価格の高騰、食糧資源の高騰、石油代金決済通貨としての米国ドルの下落、消費者物価・卸売り物価の高騰による世界的なインフレーションの時代に突入し、対イラン戦争の拡大と第5次中東戦争の勃発から、第三次世界大戦への突入などが危惧され、イランの対抗措置としてのホルムズ海峡閉鎖やマラッカ海峡等での物資輸送の困難さも予想されます。そこで、こうした世界的な危機の時代における世界経済の大変動を、国際エコノミストとして著名な水野隆徳氏はどのようにお考えか、お話戴きました。