2008年11月 井上忠雄氏x 任長安氏 ワールドフォーラム例会のご報告
鳥インフルエンザは、本当に日本でも蔓延するのか?
-どのように自分達の身を守れば良いのか?-
井上 忠雄 氏(NPO法人NBCR対策推進機構 理事長)
そこで日本のテロ対策のために生まれた官民の専門家を集めた NPO法人NBCR対策推進機構 理事長 井上 忠雄 氏 をお招きし、中国の事情には詳しい 環境問題専門家 任 長安 氏 と共に、「鳥インフルエンザは、本当に日本でも蔓延するのか?-どのように自分達の身を守れば良いのか?-」というテーマでお話し戴き、質問にもお答えし、鳥インフルエンザの真相に迫りました。
「NPO法人 NBCR対策推進機構」は、2005年5月に特定非営利活動法人として、それまでの数年前からN(核兵器)B(生物兵器)C(化学兵器)R(放射線兵器)の脅威から、我が国及び一般市民を守る防護対策を推進する非営利活動集団としてスタートした専門家や技術を有する志のある方々が集まった任意団体組織NBC対策研究会が、発展的に改組され公的性格を有する特定非営利活動法人(NPO)として活動を続けている団体です。H5N1型鳥インフルエンザという不可解な主として鳥を感染源とすると言われている感染症の流行が、各種メディアを始め各方面から予告されている中で、その脅威が差し迫っているとの説もあります。
このように、その感染と流行が現実化する前から犠牲者数やその対策が云々されるというのも異常です。これは、自然災害現象を装った人口削減の目的の為のB(生物兵器)である可能性は十分に考えられます。20世紀初頭にも、第一次世界大戦の時期に「スペイン風邪」というH5N1型と同種のインフルエンザが流行して、なんと第一次世界大戦の死者数1000万人の4倍にもあたる4000万人の死者が出た実例があります。こうした観点から、21世紀の初頭に自然災害現象を装った人口削減目的のB(生物兵器)である可能性は十分に有り得ると考えられます。ことの正否はともかく、一旦流行し始めれば、国も自治体も一般社会も、適切に直ちに自己防衛措置を講じるように対処するしか方法はないのが現実です。ところが、感染症の専門家の立場からは、『インフルエンザの予防接種は打たないで!』と呼びかける元国立公衆衛生院 疫学部感染症室長 母里啓子氏のように、長年にわたりウィルスの研究をされてきたからこそ言えることや、それぞれいかなる情報をお持ちで、どう対処したらよいのか、緊急性のある安全保障にとっては最重要のテーマについてお話を戴きました。
ワールドフォーラム講演映像アーカイブ
講師プロフィール:井上 忠雄(いのうえ ただお)氏
講師プロフィール:任 長安(にん ちょうあん)氏