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ワールド・フォ−ラム「故奥克彦氏追悼の夕べ」のご報告

ご報告


 ご高承の通り、かつてワールド・フォーラム会員で熱心にご参加下さった 外務省在英国駐在大使館参事官(大使)故 奥 克彦 氏 が、「イラクへの長期出張」という名目の下、米国防総省イラク占領軍当局(CPA)に派遣され、昨年11月29日、何者かによって無惨にも謀殺され、無念で非業の死を遂げられました。ここに謹んでその死を悼み哀悼の意を表します。当会では、今年1月例会には奥氏の先輩の、前レバノン駐在日本大使 天木直人氏を招き、無定見で国を過まつ小泉のイラク外交に異を唱え解雇された外交政策批判を伺った機会に、比叡山の僧侶 武田博哉氏の読経の下、追悼の儀式を謹んで執り行なわさせて戴きました。また、桜花の美しく散り急ぐこの時期に、あらためて生前故奥克彦氏と親交のあった、また故奥克彦氏と共に「高い志」を持ってワールド・フォーラムの共通の集いにご参加下さいました皆様にご参集戴き、故奥克彦氏を偲びつつ「日本のあるべき姿」を語り合う旧友の集い「ワールド・フォーラム 故奥克彦氏追悼の夕べ」を開催致しました。


 ワールド・フォーラムでは、その前身「新自由主義研究会」の時代から数えれば今年で25年目になりますが、その間多数の講師や会員の方々が、一宿一飯の交わりで近づきになり、多くの優れた各界のリーダー達を輩出して参りました。今や各方面で日本の行く末を左右するオピニオン・リーダーや組織を動かす責任ある立場のリーダーとなっておられます。そうしたリーダー達の一人が外務省におられた故奥克彦氏でありました。当会の監査幹事 日本銀行考査局考査役 平田雅彦氏が早稲田大学の同期の友人としてお連れ下さり、初めて当会に来られご紹介戴き参加されるようになりました。多忙な外務省の激務の中、時間を見つけては例会や旅行合宿にもご参加下さいました。幕末と同じく国難の到来した今こそ、奥氏のような視野の広い勇気も忍耐力も体力も優れた「真のリーダー」が、こうして失なわれたことは「日本国家」にとって大損失であります。しかしながら、我々は、国の最前線で命を賭して戦い、志半ばで倒れた「殉国の草莽の志士」奥克彦 氏 に代わってその成し遂げられなかった責務を果たす為バトンを受け継ぎ、屍(しかばね)を乗り越えて未来を切り開いていかねばなりません。いよいよ到来した避けて通ることの出来ない本当の国難の時代に、羅針盤を失ない漂流しようとしている「日本丸の舵」を、今こそ取らねばならないのです。ここに、国難に殉じて桜花の如く散った亡き友、故奥克彦氏の霊に励まされて、「高い志」にワールド・フォーラムに集った我々も、衣鉢を継いで原点に立ち返り挑戦する所存であります。

( 道守る人も時には埋もれども 道し絶えねば顕われもせめ
安政6年10月11日 江戸獄 吉田松陰 遺詠 )


 25周年を記念して、当会では、2004年4月から季刊の会員誌として、代表幹事の佐宗が副編集長格として新国際情報誌「真相の深相」を、良識のワールド・フォーラム人脈を結集して編集・発行致します。真実が語られない中で「9・11事件」の「嘘と虚構」の上に「嘘と虚構」を塗り固めて「全世界と人類の破滅」に向かって突き進もうとする狂った「闇の勢力の支配」の「 第三次世界大戦 と 新世界秩序 」の時代に突入しました。こうした時代には、透徹した歴史の真実を追求してゆく報道・広報誌の役割は大きく、これを全国で発売して真相を知らしめ日本の未来を過またぬように切り開いていくことこそが、その「闇の勢力の凶弾」に倒れた「故奥克彦の御霊」に応える唯一の道であります。そこで、「ワールド・フォーラム 故奥克彦氏追悼の夕べ」には来賓として、その雑誌の発行の中心的存在の 在米のフリーランス・ジャーナリスト 藤原 肇 氏 と 国際情報誌「真相の深相」発行人・編集長 木村 愛二 氏 及び 宮廷雉料理の復活・普及の仕掛け人 三嶋 洋 氏 をお招きして、他では味わうことの出来ない、「日本の宮廷料理」として古代から四条家に伝わる伝統料理の「日本の国鳥」「雉(きじ)料理」を三嶋氏の指導の下で、当会会員の「赤坂一鳳」オーナーの寺井康裕氏が挑戦されました。

 



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