2011年12月 ワールドフォーラム連携企画 「統合医学医師の会12月公開講演会」
日本から「癌と生活習慣病をなくす為の講演会」
講演『牧師から医学の道へ心と体の全体を癒す人間医学のススメ!』
講師:菅野光男先生(元キリスト教牧師、ナチュラルクリニック代々木勤務医)
講演『ホリスティック医学を求める旅の最中で-場、戦略、そして死生観』
講師:帯津良一先生(統合医学医師の会名誉会長、日本ホリスティック医学協会会長)
日時 | 2011年12月12日(月) 14:00開場 15:00開演 ~ 19:30 |
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場所 | 月島社会教育会館4階ホール 東京都中央区月島4-1-1 | ||
交通 | 大江戸線・有楽町線「月島」駅 10番出口1分 | ||
地図 | 4階ホール |
多数のご参加ありがとうございました!
講演者 プロフィール:帯津良一(おびつ・りょういち)先生
帯津良一(おびつ・りょういち)先生(統合医学医師の会名誉会長、日本ホリスティック医学協会会長、医学博士))
■ホリスティック医学を一言でいうならば、「人間をまるごと」見る医学といっていいでしょう。しかし、この「人間まるごと」というのがもう一つはっきりしません。定義することが難しいのです。 人体は一定の容積を有し、しかも、この容積の中にさまざまな物理量(例えば電気、磁気、重力など)を含んでいて、それぞれに対応する”場”を形成しています。例えば電場、磁場、電力場というように、です。さらに、まだ発見されない、より生命に直結する物理量も存在していて”生命場”というべき場を形成しているかもしれません。その生命場には各物理量に応じたエネルギーが存在し、これらをひとまとめにしてポテンシャル・エネルギーと呼ぶならば、この生命場のポテンシャル・エネルギーこそ、「人間まるごと」ということなのではないでしょうか。がんやエイズのような難知性の疾患は人間の階層での出来事であるとするならば臓器の階層に築かれた近代西洋医学のみをもってこれを治療するのはおのずから限界が生じます。がんやエイズを克服するためには人間の階層に築かれた医学をもって当たらなければなりません。ホリスティック医学が待望される所以はここにあります。
帯津良一先生 著書一覧
講演者 プロフィール:菅野光男(かんの・みつお)先生
元キリスト教(S.D.A)牧師、ナチュラルクリニック代々木勤務医
■13 年間キリスト教会で牧師をしていた菅野光男 先生は37 歳の時に医学の道を志した。牧師のとき は人々の心の悩みを聞いてきた。「でも肉体の痛づ きはどうにもならないんです。牧師をしながら深くそう思い、医者になろうと決心しました」フィリピン のマニラセントユニバーシティで7年間学び、帰国後医師試験に合格し研修員を経て現在に至る。菅野先 生がキリスト教を学んだ三育学院はミッション系の東京衛生病院も営んでおり、ともに菜食玄米主義とし て知られている。病院の食事は肉も魚もいっさい使わない。健康に対する菅野先生の姿勢はこの教会の考 えに由来するところが大きい。「hospital(病院)という言葉は旅人を癒しもてなす(hospitality)という 意味がある。これには外面ではなく内面の癒しが含まれています。しかし現在の医学の中心を担っている のは肉体医学だけ。もっと全体的に捉えて健康を考えていくべきなのです」「ガンだから切る・焼く・叩く で、その部分を取る。それで果たして治るのか。取ってしまったら必要なものが減るのだから生きる力も 減りますよ」人間の臓器に不必要なものなどないのです。「リンパ球だって、心の問題で増えたり減った りします。なんといっても、穏やかに生活することが健康への近道です」菅野先生は自然免疫医学を実行 している。病気を悪いものと捉える現在の医学とは対称的な考えなのだ。