さくら通信【時事コラム/講演会報告】第36回11月3日文化の日号
ワールドフォーラムご支援の皆さま
鈴木其一「四季花木図屏風」
錦秋の候、皆さまにはご清祥にお過ごしのことと存じます。
唐突な衆院解散に始まる総選挙は、冒頭の小池劇場にはじまる野党分断の動き
で、結果的には支持率が低迷していた自・公が3分の2議席という安定多数を占有。
↑10月衆院選挙後の衆・参の政党別議席数
10日公示直前に誕生した立憲民主党は、アベノミクスによる格差逼迫社会に怒る
国民の熱い支持を集めて野党第一党を確保しましたが、喫緊の課題は目前です。
【TPP復活・進行中!今月初旬APECのTPP首脳会議で「大筋合意」?】
TPP協定修正、NZ求める姿勢 ISDS条項巡り
http://qq1q.biz/GQOL (朝日 2017年11月1日05:00)
11月8日APEC首脳会議へ、決着持ち越し 交渉官会合 先送り項目を半減
http://qq1q.biz/GQCd (東京新聞 2017年11月2日朝刊)
2017年ベトナム APEC 主な会議日程 http://bit.ly/2A7MGAi
【10月22日ワールドフォーラム講演会のご報告】-Ⅰ
そんな22日投票日、ワールドフォーラムは、山田正彦元農水大臣×岡本よりたか先生
「いのちの種を守る」講演会など昼夜二部制で開催し、課題と取組みを共有しました。
10月22日(夜の部)ご報告ページ⇒ http://worldforum.jp/information/2017/10b.html
いち早くTPP交渉現場に足を運び警鐘を鳴らしてきた山田正彦先生より、日米協議に
沿う「種子法廃止」で、300種もの日本古来の「米」の種籾の知見が海外流出の実態、
日本の米農家が「モンサント法に反すると損害賠償」、契約の罠に陥っている実態も
明らかにされ、「たねの学校」の岡本よりたか先生が、思わず天を仰ぐひと幕も。
↑岡本よりたか先生、山田正彦先生ご講演後 壇上に小山田知美さん(母親塾)を迎え、参加者と質疑応答
山田先生は「TPP違憲訴訟の会」や、TPP関連の「種子法廃止法」から日本古来種を
守るJAや生協関係者らを結んだ「日本の種を守る会」を議員会館で発足し、推進中。
片や、「健やかな大地と農作物」を日本古来の自然農法で取り戻す1対1の現場作り、
「たねのがっこう」「無肥料栽培セミナー」全国展開中の岡本先生も、穏やかな猛者。
【期間限定!公開中】12月9日まで☆第195回 特別国会会期末まで☆
元農水大臣山田正彦先生「種子法廃止とこれからの日本の農業について」
10月22日ワールドフォーラム↓↓「いのちの種を守る」講演会(1時間収録)
https://youtu.be/NiBrEGMoCRY |
【DVD緊急発売!】10月22日ワールドフォーラム「いのちと種を守る」講演会
(3時間収録)
↑7月3日JAや生協関係者らが参議院会館に300人を集めた設立総会より☆「日本の種を守る会」発足
「タネがあぶない!」リーフレット入手可能な「日本の種を守る会」→ https://taneomamorukai.com/
↑「無肥料栽培セミナー」広島、甲府、岐阜など各地でマンツーマンの現場づくりが大人気☆展開中!
山田正彦元農水大臣より、「安倍総理は何がなんでも11月8日ダナンで開かれる
APECの首脳会議の場で、TPP11の大筋合意を成立させようと必死です。」
【TPP】『アメリカも批准できないTPP協定の内容は、こうだった!』山田正彦 著
拡散希望!>http://qq1q.biz/GQCR
ここで、「TPPの危険性を伝えて米世論を導き」、米政府をTPP離脱へと導いた
米NY独立メディアの米国市民団体の動画で、おさらいしてみたいと思います。
国民が目覚めれば、米国政府の政策をさえも変えられる!のですね!
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「TPPは、貿易協定の衣を着たグローバル企業による世界支配の道具」
【動画】米国市民団体がTPP協定に警鐘を鳴らす/日本字幕(15:20)
https://youtu.be/WFY-z1PcjT8
当初11月1日から8日迄とされた国会会期は、野党抗議の末12月9日までの
39日間に延長。しかし逆に「憲法改正議論」できる日程となる危険性も発生!
私たちはこのままで、「未来の子供たちを守る」ことができるのでしょうか?
【自民党の「憲法改正案」の、中身をご存じですか?】
米軍傘下の自衛軍へ、「国民主権、基本的人権、平和主義」の3つを無くす
自民党改憲案 を掲げる自公が3分の2。希望・維新の補完勢力とあわせて
考えれば、日本は今、極めて危険な状況にあると言わざるを得ません。
コレ冗談のようですが、本当にそう言ってる動画あり。(総理や党幹部も拍手)
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【動画】国民の権利没収改憲ムービー 憲法改正誓いの儀式(2016.6.18公開)
https://www.youtube.com/watch?v=h9x2n5CKhn8
コレは30年前、創価学会の婦人部が、改憲反対の立場で作成した漫画とのこと。
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https://www.facebook.com/kazuei.yoshioka/videos/1574798905966216/
日本はまさに「今」、こんな状況へと歩んでいる真最中なのかもしれません。
なんだか、身につまされる漫画ですが、
私たち国民は、「未来の子供たち」に胸を張って、
後年、今の「この時代をどう過ごしたか」を語ることができるでしょうか?
私たちが適切な判断をする為に、知っておくべき日米関係の本質があります。
精通する方々の見解や公開資料を通じて、各々にご確認くださいますよう。
【重要!】
『主権なき平和国家』の著者、伊勢崎賢治氏は重要な指摘をされています。
「憲法改正議論の前にまずやることがある。今こそ日米地位協定の改定
が必要だ!」と。陸海空の自衛隊幕僚を指導する、伊勢崎氏の発言は重い。
「コレなしにアレを議論してもしょうがない。日米地位協定と9条は、そういう関係
です。でも どちらかというと日米地位協定の改定の方が簡単かな。だって他の
米軍基地を置く国々はみーんな(米国と地位協定の改定を)やっていますもの」と。
(※「日米地位協定」については、後述)
「日本の国防の最大脅威は安倍政権です。僕はリベラルではなく、極めて
専門的な立場です」と、防衛大で10年教鞭を執ってきた伊勢崎賢治氏は語る。
「先日もソウルを守る米国陸軍の最高司令官に呼ばれ、太平洋地区32カ国
の陸軍最高司令官だけを呼んで会議を開くから、そこで講演して欲しいと
依頼を受けて、行ってきたばかりです。米国も一枚岩ではないんです」↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=y7VrtDmtzbI (ダイジェスト動画13分)
↑「自衛隊は米軍の二軍なんです」と伊勢崎氏は、明言。自国に米国基地を
置き駐留させた世界の国々は、みんな一定期間後に地位協定を改定してます。
地位協定の本質は「治外法権」を米国に認め、国家の独立を侵すからです。
では、「簡単に変えられない」と日本人が思い込んでるのは、なぜでしょう?
「日本人が目覚めたら世界が変わる」と、危惧する勢力が対日政策を構築し、
マスコミと連携した緻密な情報戦略によって、政府方針と世論をリードしている
との見解あり。気付いた識者が公言すると、即刻排除されてきたとの歴史も。。
熟知する元防衛相の小池さんは、うっかり排除と言い漏らしたのでしょうか?
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日経新聞社と米国の戦略国際問題研究所(CSIS)は、10月27日都内で
「トランプ大統領時代の日米同盟」テーマに、シンポジウムを開催。
【CSISシンポジウム講師陣】
写真:上段左から リチャード・アーミテージ元米国務副長官
マイケル・グリーンCSIS上級副所長/ジョセフ・ナイ 米ハーバード大学特別功労教授
写真:下段左から ゲイリー・ラフレッド元米海軍作戦部長
エイミー・シーライト元米国防副時官補/ジェームズ・スタインバーグ元米国務副長官
アーミテージ氏らの対日報告書は、どう政策に反映されるのでしょうか?
その驚くべき日本指導の成果は、振り返って見れば明らかなようです。
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↑アーミテージ&ナイ報告書と、安倍政権が実現した政策リスト一覧。
驚くほど忠実に、安倍政権がCSIS(戦略国際問題研究所)の方針を
「閣議決定」や「強行採決」すらも辞さない、国会決議の手法を駆使して、
実行してきたことが伺えます。
日米地位協定に基づく、「日米合同委員会」(=在日米軍と官僚代表者会議)は
米国占領軍撤退後も、日本政府への方針下達の上位機関だったのでしょうか。
《参考.1》「日米合同委員会」とは?<wikipediaより>
1960年に締結された「日米地位協定」を、どう運用するかを協議する実務者会議。
日米地位協定上設定された正式な協議機関として、政治家は参加せず省庁から
選ばれた日本の官僚と在日米軍のトップがメンバーとして月2回、協議を行う。
《参考.2》日米合同委員会の組織図_2017年7月現在(外務省サイトより)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/sfa/pdfs/soshikizu.pdf
《参考.3》「日米地位協定」とは?<wikipediaより>
日本国とアメリカ合衆国の間の相互協力及び安全保障条約(新安保)に基づく
施設及び区域並びに、日本における「合衆国軍隊の地位に関する協定」。
1960年(S.35)1月19日、新日米安保条約に基づき日本とアメリカ合衆国との
間で締結され、主に、在日米軍の日米間での取り扱いなどを定めた協定。
(日本法令区分は条約)
かなりの驚きですが、日本はまだ占領軍から独立してなかったようです。。
「CSIS(戦略国際問題研究所)」は、「世界の警察としての米国家戦略」を
推し進めてきた、「グローバルな軍産複合体とも密接な関係をもち、医療・
原発・石油エネルギー政策等」に隠然たる力を行使してきたグローバリスト
(多国籍企業オーナーである富裕層)のシンクタンクとして、知られています。
こんな政策決定プロセスにも、格差社会激化の要因があるのでしょうか?
どんな未来を世界が享受できるかどうかは、「日本国民が握っている」。
この真実を当事者の我々日本国民は(政治家も?)未だに知らず。。隷属?
日経・CSIS共催シンポジウムとほぼ同時刻の速報記事を見る限り、
10月27日「CSISシンポジウム開催の目的」は、主に2つのようです。
【1】「戦争できる国」へと、(日本に)「憲法改正」議論を急がせること。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22780220X21C17A0MM0000/
※国会会期を急遽(改憲議論も可能な)39日間にすんなり延長した理由?
【2】「交渉をTPP原案に近い形で大筋合意」へ日本が各国をリードし
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22787830X21C17A0000000/
米国が後からエントリーできるよう、日本に「条件を整えさせる」こと。
【蛇足ながら】
進次郎氏が珍しく、「政府は野党の声に耳を傾けよ」と発言されていますが
うっかり「憲法改正議論」のまな板に上がらぬよう、枝野氏はご慎重に。
(「是」か「非」か?から、「A」か「B」か?への論点のすり替え誘導は、常套手段)
うっかりすると、小池氏の耳障りのよいロジックに(影ながら)「まな板の鯉」
となって自公の改憲発議への道を開いた、小沢翁の二の舞です。
それぞれに、「よかれ」と思うことをされているのだとは思いますが。。
【蛇足、以上】
粛々と進められる日程の全体像は、しっかり目を開いてなければ一介の
市民に過ぎないわたし達は、その意味を見過ごしてしまいそうです。
が、その結果はすべて、未来の子供たちが引き受けることに。。。
諸般の情報から読み取れるのは、決して「米国内も一枚岩ではない」様子。
米国経済は、日本の財政支援抜きに経済破綻をまぬがれないのですから
まだまだわたし達にこそ、打つ手ありです。
日本人なら米国要求より、更に国民相互の為になる提案も可能なはず。
国内の舵取りに苦戦中のトランプ大統領の初来日を迎えるにあたり、
日米関係の深化は大歓迎!ですが、それが相互の国民生活を
より豊かで幸せにするものであることを、心から祈ります。
【天の声】「北と米国の緩衝国に位置する隣国日本。敵意肩代わりする同調圧力は下策」
(T氏が中・韓に手向けど拾わぬ火中の栗。敵視のみで調停役を中韓に禅譲するも愚哉)
我々日本人一人ひとりが、長い眠りから目を覚ませば、
「速やかに、世界の流れを変えられる」立場にあるのですが。。。
なぜならば
ガンを治せない「抗がん剤」、精神病を治さない精神薬を買い支える日本。
(世界の製薬会社のワクチンや薬の70%を、日本人が消費しているとも)
明治以降の世界の戦費や、インフラ整備費用を引き受けてきた日本。
(全世界の米軍基地戦費の約半分を、日本が拠出してきたという情報も)
さらには、欧米を筆頭にロシアやアジアの一部でも拒絶するようになった
「遺伝子組み換え食品」が、どっと雪崩れこむ危険性を目前にする日本。
(既に農協では、モンサント社のラウンドアップは農薬の主力商品って)
そんな「子供たちすらも守れない未来の日本」を、
日本人が「NO! お断り!」と言えば、世界の様相は変わります。。
真実に目覚めた米国民が「TPPや兵役志願」拒絶で、回されるお鉢。
日本人が「NO!」と言えずに、「TPP」や「憲法改正」の、合法・合憲化を
容認すれば、米軍指揮下、基本的人権なき二軍として出兵する未来へと
子供たちが 「狩りだされる明日への扉」を開くことになるや否やの瀬戸際。
私自身、ごく最近まで「自衛隊明記だけなら良いのでは?」と思ってたクチ
なので、小林節氏の「自衛隊を明記すれば、『国軍』創設になる」 警告
には冷や汗でした。おおかたの国民も、同様なのではないでしょうか?
↓ ↓ ↓
<クリックで拡大>
↑つまり「自衛隊を明記するのみ」と最近持ち出された論点は陥穽でした(哀
【天の声】「大御宝の民をはかりごとにかける臣民に、憲法をいじる資格はありません」
◆最後に5年前、3.11東日本大震災の翌年・11月3日「文化の日」のご報告◆
ワールドフォーラム未来塾/日本再生!シンポジウム
新しい科学文明の地平線を越えて
未来の「子供たちに安心して残せる 国づくりへ」
「烏山宣言」 2012年11月3日
於:烏山区民会館(からすやまくみんかいかん世田谷区)
詳細ページ → http://worldforum.jp/report/2012/11-3.html
<↑クリックで拡大↑> 詳細ページ → http://worldforum.jp/report/2012/11-3.html
※終戦翌年11月3日「日本国憲法」公布に際し「文化国家の建設」へ、と昭和天皇に賜った勅語←はコチラ
マスコミからは得がたい情報や、その背景にある世界情勢を調査研究し
真実が未来を拓く!各界のリーダーを育てる講師陣に、ご登壇を賜って
毎月の講演会を重ねるワールドフォーラムは、今年38年目を迎えます。
大事な方への贈り物に、講演会動画やDVDをぜひご活用ください。
【DVD】3,000円(送料無料)ワールドフォーラムの講演映像をご自宅で
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【有料動画】購入500円 レンタル300円から
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日本は、美しい紅葉の季節です。
神さまが与えたもうた この国の「美しい自然と豊かなめぐみ」を
幾久しく「未来の子どもたちへ」と、守り伝えてゆけますように。
皆さまの益々のご健勝とご多幸を心よりお祈りしております。
文責 さくら
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